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受験生の約3割が経験 大学「入学金」二重払い問題

社会

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 学生の3割が入学しない大学に入学金を支払う「二重払い」を経験していることが分かりました。

 今年も多くの若者が大学という新たな舞台に踏み出す時期がやってきました。

 そんななか、先週に国会でこんな声が上がりました。

日本共産党 吉良よし子参院議員 「今や(大学の)入学金制度は日本にしかありません。学生の受験機会の不平等を生み、学問選択の自由を奪っている入学金は廃止すべきではありませんか?」

阿部文部科学大臣 「入学金については関係法令等に基づき、各大学の設置者において適切に設定いただいているものと認識しています」

 指摘されたのは大学の「入学金」。というのも、文部科学省によりますと、国立で約28万円、私立で24万円と決して安いとは言えない金額に頭を抱える保護者や学生もいるのですが、入学金に関しては二重払いという問題も…。

日本共産党 吉良よし子参院議員 「入学しない大学にも入学金を支払う“二重払い”を受験生の27%が経験し、入学金を考慮し受験する大学を諦めた人を含めれば、4割が二重払いの当事者だと指摘されています」

 この発言のもととなったのは去年、実施された「入学金調査プロジェクト」の調査結果でした。

 それによりますと、直近3年以内に受験した大学生の“27.0%”が二重払いを経験。回答者の約9割が問題視しているというのです。

 しかし、一体なぜ、こんなことが起こるのか…。

 その理由は第一志望の大学の合格発表より先に合格した第二志望の入学金支払い期限が来るから。

 この場合、第二志望の入学資格を確保するために行かないかもしれない大学にも入学金を支払うこととなるのです。

 この状況にはネットでも理不尽さを感じる声が…。

X(旧ツイッター)から 「行かない大学にも払うなんて変だよ」 「入学が確定してから徴収するべき」

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