中国軍が1日から台湾周辺で軍事演習を実施すると発表したことについて、林官房長官は中国側に懸念を伝えたと明らかにしました。
林官房長官 「政府として関連の動向について重大な関心を持って注視をしておりまして、情報収集分析に努め、我が国の懸念を中国側に伝達したところでございます」
林長官は、台湾海峡の平和と安定は日本を含む国際社会全体にとって「極めて重要」だと指摘しました。
また、こうした日本の立場を先月22日の日中外相会談で岩屋外務大臣が王毅外相に直接伝えたと説明しました。
林長官は中国が台湾周辺で軍事活動を活発化させていると指摘し、日本周辺の警戒監視活動に「万全を期す」と強調しました。