三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件で逮捕・起訴された元行員の女について、警視庁は追送検し捜査を終結しました。総額およそ3.8億円分について立件したということです。
三菱UFJ銀行の元行員・山崎由香理被告(46)は2024年、勤務していた東京・練馬支店や玉川支店で客が利用する貸金庫から現金や金塊など数億円相当を盗んだとして逮捕・起訴されました。
その後の捜査関係者への取材で、山崎被告が2024年10月までの間に練馬支店の別の客4人の貸金庫から現金およそ4500万円や金塊およそ4キロ(4500万円相当)、数十万円相当の旅行券などを盗んだとして警視庁が東京地検に追送検したことが分かりました。
警視庁は山崎被告が17億円相当の現金などを盗んだとみていますが、このうち容疑が裏付けられた3億8000万円相当について立件し、捜査を終結しました。
山崎被告は取り調べに対し、容疑を認めているということです。
初公判は4月18日に東京地裁で開かれる予定です。