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ロシア“一方的な停戦”宣言 仲介役トランプ氏、ロシアを警戒か

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 トランプ政権が仲介するも、難航しているウクライナとロシアの停戦交渉。ロシア大統領府は28日、一時的に停戦すると一方的に宣言した。

■ロシア“一方的な停戦”宣言

 5月9日の対ドイツ戦勝記念日を前に、ウクライナとの停戦に動きがあった。

 ロシア大統領府は28日、プーチン大統領の決定により5月8日午前0時から11日午前0時までの3日間、軍事作戦を停止するとの声明を発表。戦勝記念日に合わせた人道的なものだとしている。

 プーチン大統領は19日にも一方的に停戦を宣言。ウクライナもこれに応じた。

 しかしこの時は、ロシアとウクライナの双方が攻撃を受けたと主張する事態になった。

 今回の声明では、ウクライナが停戦に従わなかった場合、ロシア軍が対応を取るとしている。

 突然の一時停戦発表には、どのような狙いがあるのか?

■仲介役トランプ氏、ロシアを警戒か

アメリカ トランプ大統領(27日) 「(ゼレンスキー大統領は)冷静さを取り戻し、状況が見えていると思う」

 関係修復困難とみられていた2月の口論から一転、トランプ大統領とゼレンスキー大統領はフランシスコ教皇の葬儀を前に、文字通りひざを突き合わせて話し合った。

トランプ大統領(27日) 「(ゼレンスキー大統領との)話し合いはうまくいったと思う。これから数日間で何が起こるか見てみよう」

 一方、プーチン大統領に対しては…。

トランプ大統領のSNSから(26日) 「ここ数日、プーチン氏は民間人がいる地区にミサイルを撃ち込んでいるが、そんなことをする理由はない」

 これまでの発言から一転し、プーチン大統領を批判。さらに、ロシアへの追加制裁の可能性を示唆した。

 ロシアによる停戦の発表は、トランプ大統領に対して交渉に応じる意思があることをアピールする狙いがあるとみられる。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年4月29日放送分より)

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