4月22日と23日、井原市の飲食店で食事をした21人が食中毒の症状を訴えました。保健所の調査の結果、岡山県はノロウイルスによる食中毒として、店を4日間の営業停止処分としました。
食中毒があったのは、井原市七日市町の「炉ばた焼だんけ」です。
県によりますと、24日、医療機関から「店を利用した複数の人に下痢や嘔吐などの症状がある」と備中保健所に連絡がありました。
保健所が調べたところ、食事をした3グループ37人のうち21人が、下痢や嘔吐、発熱などの食中毒の症状を訴えました。入院患者はなく、全員快方に向かっています。
献立は、刺身、魚の煮付け、天ぷら、茶わん蒸しなどです。
備中保健所では、21人が共通して食べていたのがこの店の食事だけであったことなどから、店での食事が原因と断定し、29日から5月2日まで営業停止処分としました。原因となった食材を調べています。
2025年に岡山県で発生した食中毒は、これで4件で、患者は88人です。