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「盛岡3大麺」東京で! 夏ピッタリ 外国人客に人気

経済

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 暑くなるこれからの季節にぴったりの「盛岡3大麺」。東京で食べられるってご存じでしょうか。

■「盛岡3大麺」東京で!

 これがないと始まらない。肉厚ジューシーな牛タンに子どもも大人も虜(とりこ)にしてしまう、柔らかカルビも…。

 盛岡市が拠点の焼肉店「ぴょんぴょん舎」が東京・銀座に出す店は、昼から焼肉を楽しむ人でにぎわっていました。

奈良から来た人(40代) 「(Q.お肉はどうですか?)肉厚で、かみ応えがあって。これぞタンって感じ」

 ただ、この店には「主役」がもう1人いるのです。皆さんが夢中ですすっているのは透き通った麺にスープ、キムチやスイカなどのトッピングも際立つ「盛岡冷麺」です。

ぴょんぴょん舎 邉龍雄社長 「水キムチに近いものを作って、その発酵した酸味が牛のスープに混ぜた時、非常に良い美味しさになっていく。キムチを食べながら、冷麺を食べながら、口をフルーツで癒やしていく。シーズンとしてはこれから真夏が一番ですね」

 実は「ぴょんぴょん舎」の冷麺、「サイドメニュー」ではなく、焼肉と並ぶ二大看板です。

60代の人 「10回以上は(来ている)。冷麺といえば、ぴょんぴょん舎」

50代の人 「スイカがすごく合いますよ。最初は『えっ?』って思いましたけど、辛みのあるスープと合いました」

 東京・銀座でも大人気の「盛岡冷麺」には、おいしい秘密が…。

ぴょんぴょん舎 邉龍雄社長 「生地を手練りしていますので、厨房(ちゅうぼう)で。練りたてをしぼって出しますので、提供されたらすぐ食べてほしい」

 盛岡市では「冷麺」が焼き肉店の主役を奪う勢いだといいます。

ぴょんぴょん舎 邉龍雄社長 「今は冷麺が特化して焼肉を追い越すような環境になって、冷麺専門店のような感じの店が結構。盛岡には増えている」

 盛岡市といえばニューヨーク・タイムズから「行くべき52カ所」に選ばれるなど、世界から注目を集める都市。盛岡冷麺を含む「三大麺」を有する「麺大国」としても有名です。

 この「盛岡三大麺」。都心にも進出していて、ジワジワと人気を獲得しているのです。

 本場の盛岡市。給仕が次々と投げ込むそばを食す「わんこそば」です。

 この全国的に有名な「三大麺」の1つが500キロ以上離れた東京・新宿に。お椀は同様に積み上がっていますが、なにやら気になる光景が…。

 女性はそばをすすると、前を流れるお椀に手を伸ばします。実はここ、回転ずしのように回るそばを自分で取って楽しむ「わんこそば」の店なのです。

埼玉から来た人(30代) 「(目標は?)120!頑張ります!」 埼玉から来た人(60代) 「(隣の人の目標は?)30です」

 職場の同僚だという2人。最初は余裕を持って食べ進めていましたが、目標の120杯まで道のりは遠く。それでも、必死で食べ進めると…。

店員 「120杯です」

 40分制で客は入れ替わりますが、店内は常に満席の状態です。

フランス人観光客 「私100(杯)食べます!」

 フランスから来た観光客も回転わんこそばを体験。箸でグイグイと食べ進め…。

フランス人観光客 「(Q.何杯食べた? )ヒャクナナ…ジュウハチ?」

店員 「171」

フランス人観光客 「おいしかったです。ここまで来たら考えることをやめてロボットみたいに食べました。」

 斬新なスタイルになった背景を聞いてみました。

回転わんこそばくるくるわんこ 田上裕斗社長 「従来の形ですと、1対1で客についてという形。その形だと継続が難しいので、自分のペースで新しいスタイルで体験できるわんこそばをやれたらという思いで」

 店側は人件費を抑えられる一方、客側も近場で気軽に体験できる利点があるそうです。

回転わんこそばくるくるわんこ 田上裕斗社長 「小学生の方も挑戦される人もいらっしゃいますし、ご年配だと80歳の人が挑戦されています」

 続いての盛岡三大麺は…。

常連客(40代) 「一度食べちゃうと抜けられない。中毒ですね」

常連客(60代) 「実は今ね、おなかがすいていないんだけど、車で通ったら、お店やっている、食べなきゃって入ってきた。もう通ったら急に食べたくなる」

 リピーターが続出する三大麺の正体が「じゃじゃ麺」です。

 湯切りした麺の上にドドンと乗っけるのは特製の「肉味噌」。そこにショウガ、キュウリ、ネギをトッピング。名前も見た目も中華料理店などで全国的に食べられる「ジャージャー麺」に似ているように思えますが…。

じゃじゃおいけん 及川憲司代表 「一般的にジャージャー麺と言いますと中華麺、黄色い卵麺が思い浮かぶと思うんですけど、盛岡の場合は白い平たいうどんを使います。スープがなくて汁なし混ぜうどんみたいな感じ」

 酢やラー油など調味料で自分好みにアレンジしてよくかき混ぜて食べるのがポイントです。

常連客(60代) 「麺の色んな種類あるじゃん。それのいいとこ全部取りな感じ。肉味噌もうまいから。このコラボレーションはすごい」

 実はこのじゃじゃ麺。とっておきの「シメ」も用意されているのです。

常連客(60代) 「こうやって片手で入れるわけよ。混ぜる」 「(Q.ここで混ぜる?)混ぜる」

 生卵をかき混ぜた丼を店主へ。30秒ほど待つと…。

常連客(60代) 「この卵の感じ。わーありがとうって俺の体が喜んじゃう」

 生卵に麺のゆで汁と味噌を足して仕上げる「チータンタン」の出来上がり。スタミナが必要なこれからの季節にもおすすめだそう。

じゃじゃおいけん 及川憲司代表 「一年中。ニンニクとかも入ってますので、スタミナ料理として一年中、地元では食べます」

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