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「白人迫害だ!」強硬主張も… トランプ氏の画像が“違った”

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 「白人が埋葬されている」と訴えるトランプ大統領。ところが、その主張に使われたのは関係のない間違った画像でした。

 21日、南アフリカのラマポーザ大統領と会談したトランプ大統領。

 突然、南アフリカでは白人が迫害され、ジェノサイド=集団虐殺されていると根拠不明の持論を展開。

 その証拠だとする映像を流し始めました。

トランプ大統領 「皆、殺されたのです」

南アフリカ ラマポーザ大統領 「どこの映像か説明を受けられましたか?」

トランプ大統領 「いいえ」

南アフリカ ラマポーザ大統領 「どこにあるのか教えていただきたい。私は見たことありません」

トランプ大統領 「南アフリカにあるんだ」

 道沿いに並ぶ十字架は殺害された白人の埋葬地だと主張。

 ラマポーザ大統領が虐殺を強く否定すると、写真付きの記事を手にこうまくし立てました。

トランプ大統領 「ここ数日の記事だ。人の死に関するものばかり報じられている。死…死…死…恐ろしい死だ。見てくれ、埋葬地だ。埋葬されているのはすべて白人の農民だ」

 南アフリカで虐殺された白人が埋葬されたと説明した画像。

 今年2月ロイター通信が配信した映像から抜粋したものだったことが判明。

 ロイター通信のファクト・チェックチームが検証した結果、撮影された場所は南アフリカではなく、コンゴ民主共和国のゴマで、反政府勢力に殺害された犠牲者を映したものだったことが分かりました。

 トランプ大統領が手にした記事は南アフリカとコンゴの紛争について書かれたもので、トランプ大統領が画像を誤認したとみられています。

 この件について、ホワイトハウスはコメントに応じていません。

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