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ロシアとウクライナの停戦協議 バチカンでの開催案 ラブロフ外相拒否する考え

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 ロシアとウクライナの停戦協議を巡り、浮上しているバチカンでの開催案をロシアのラブロフ外相が拒否する考えを示しました。

 ラブロフ外相は23日、「『ロシア正教会』の国が『カトリック』の領土で議論するのはふさわしくない」とし、ウクライナと停戦協議をバチカンで行うことは非現実的だと述べました。

 ラブロフ外相はウクライナがロシア正教会の活動を事実上禁し、ロシア正教会におけるクリスマスを従来の1月7日から12月25日に変更したことなどを念頭に「ウクライナでロシア正教会が破壊されている問題も解決するべき問題だ」として、宗教問題もテーマとなる以上、バチカン開催の中立性を疑問視しました。

 また、ラブロフ外相は和平案のための覚書の作成は進んでいるものの、2回目の協議の時期や開催場所はまだ決まっていないと述べました。

 さらに、戒厳令によって大統領選を行っていないゼレンスキー大統領について「正当性がない」と改めて主張しました。

 そのため、合意案ができたとしても誰が署名をするかは依然として問題だと主張しました。

 ロシアは停戦協議の過程でウクライナの大統領選実施も求めていくとみられます。

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