川崎市で先月、ストーカー被害を訴えていた20歳の女性が遺体で見つかり、元交際相手の男が逮捕・起訴された事件で、県警トップの和田薫本部長は「指摘、批判を真摯に受け止める」とコメントしました。
和田薫本部長は今月28日に行われた定例記者会見で、川崎市で発生した死体遺棄事件について触れました。
この事件を巡っては、被害者の岡崎彩咲陽さんとその家族らが白井秀征被告(27)からの付きまとい行為について警察に複数回、相談をしていたことが分かっていて、警察の対応に批判の声が上がっていました。
和田本部長は会見の冒頭で「被害者、ご遺族に心から哀悼の意を表します」と話しました。
そして、警察の一連の対応については「相談を受けていたにもかかわらず、重大な結果となったことを重く受け止めている」「ご指摘やご批判を真摯に受け止めております」とコメントし、事案の全容解明に向けて捜査を尽くすとしました。
県警では、この事件の対応について適正だったかを調べる検証チームが作られていて、検証が終わり次第、結果を発表することになっています。