NTTドコモはインターネット銀行の住信SBIネット銀行を買収すると正式に発表しました。
NTTドコモ 前田義晃社長 「(銀行業への参入にあたり)自社設立も含め、あらゆる選択肢を慎重に検討してきたが、この度、ドコモが提供する金融サービスの連携に必要な機能を有する住信SBIネット銀行こそが最良のパートナーであると判断しました」
ドコモの親会社であるNTTとSBIホールディングスは会見を開き、資本業務提携を結ぶことを発表しました。
NTTがSBIホールディングスの第三者割当増資を引き受け、およそ1100億円を出資するとしています。
両社の提携の一環として、ドコモが住信SBIネット銀行の3分の2程度の株式取得を目指し、30日からTOB=公開買い付けを実施します。
今年の10月から12月以降に子会社化を目指すということです。
ドコモが持つ様々なサービスとネット銀行を連携し、経済圏の強化を図りたい考えです。
格安スマートフォン業者の登場などで通信事業の成長が頭打ちとなるなか、ドコモは通信大手4社のなかで唯一、グループ内に「銀行」を持っておらず、出遅れを指摘されていました。