ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

自民“石破おろし要求”議員名公表へ 総裁選前倒し「覚悟もって」来月8日にも判断

政治

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 自民党は総裁選挙の前倒しを求める議員に対して、署名・捺印した書面を提出させることを決めました。この結果は来月8日にも確定するとみられています。

■総裁選前倒し「覚悟もって」

国民民主党 玉木雄一郎代表 「いい面と同時に課題も見えてきた選挙だったと思います」

 参議院選挙から1カ月が経ち、各党で総括がまとめられていくなか、この人は…。

再生の道 石丸伸二代表 「当初の予定に沿ったというのが理由です。辞任よりかは退任寄りなのかな。ただグレーなところがあるので、交代という言葉を私は選んでいます」

 政界に新しい議員を送り込むことができなかった石丸氏は、来月16日に新代表が発表されると同時に自らが立ち上げた再生の道を離れると明かしました。

 都議選、参院選と全敗した選挙の引責辞任ではなく、もともと選挙前後に交代を予定していたと強調しています。

 自民党では、責任のあり方を巡り動きがありました。

自民党・総裁選管 逢沢一郎委員長 「大切な手続き(総括)が終わり次第、総裁選挙管理委員会の全面的な手続きに直ちに入る」

 27日に決まったのは、総裁選前倒しを実施するかどうかの手続きです。

 来月2日に予定される参院選の総括が出た後、国会議員や都道府県連に通達を出し、前倒しを要求する議員らに書面の提出を求めます。

 自民党幹部によると、来月8日に集計し、実施に必要な過半数に届いたか発表する見通しです。

 実施を求めた議員や都道府県連については、名前を公表することに決まりました。

官邸幹部 「総裁任期があるのに引きずり下ろすのは重たいことです。出すのなら覚悟をもって、持ってこいということです」

自民党・中堅 「これは執行部の脅しだし、そんな恐怖政治がまかり通っていいのかとは思います」

■総裁選前倒し 地方の判断は

 地方によっては、抱える多くの議員の意見を集約する必要もあります。

自民党・神奈川県連 梅沢裕之幹事長 「責任を明確化ということで、辞任が一番分かりやすいかなと」(先月)

 参院選の大敗直後、神奈川県連は石破茂総理大臣の辞任を迫っていましたが…。

自民党・神奈川県連 梅沢幹事長 「党内論争になる前に、けじめをつけてほしいと要請に行きましたと。ここにきて、こういう形になったのは本当に残念です」

 神奈川県連は、17人もの国会議員が所属する大所帯です。その顔ぶれには、菅義偉元総理大臣に河野太郎前デジタル大臣、石破内閣では5人が大臣を担っています。

 その1人、小泉進次郎農林水産大臣は県連の会長を務めていますが、前倒しすべきかについては直接言及していません。

「最終的には総理、そして自民党の総裁である石破総理が、そういった声も含めて、どのように受け止め判断されるか」

 あくまで実施すべきと主張する議員もいます。

自民党・神奈川8区 三谷英弘衆議院議員 「現役の総裁に出ていただくでも、なんでもいいと思います。大事なことは、一回しっかりと責任をとっていただきたい」

 県連には国会議員だけでなく、県議や市議もいます。幹事長は、通知から意思表明まで1週間ほどしかないスケジュールに疑問を抱きます。

自民党・神奈川県連 梅沢幹事長 「どういうふうに議論を進めていくか、まず決めなきゃいけない。方法によっては、ヒアリングとかあるわけじゃないですか。今集まれって話になかなかならないから、そういうことを考えれば、(通知から)5日から1週間ってどうなのかなって思います」

(「グッド!モーニング」2025年8月28日放送分より)

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース