沖縄の海の中の洞窟で2人が死亡。洞窟の名前は“スネークホール”。どんな場所なのでしょうか。
■沖縄の“海中洞窟”で何が?
先月31日、沖縄県恩納村の万座ビーチの沖合で通報がありました。
ダイビング船の船長からの通報 「ダイビング中の2人が行方不明になっている」
行方不明になったのは台湾出身の28歳の観光客と、同じくダイビングインストラクターの24歳男性。
海中洞窟で見つかり、病院に搬送されましたが、いずれも死亡が確認されました。
現場となった“スネークホール”とは、どんな場所なのでしょうか。沖縄の海に詳しい水中探検家・広部さんは…。
沖縄の海に詳しい水中探検家 広部俊明さん 「“スネークホール”の特徴は、入り口入ってクネクネしている。クネクネしているからスネイクと呼んでいる。そんなに奥行きはないが、すごく危ないところ。洞窟の下にある砂が、ものすごく細かい砂。粒子が細かいと、あまりうまくない人がそこに入ると、それ(砂)が巻き上がってしまう。視界が悪くなると(洞窟を)出られなくなったりする。洞窟ダイビングに慣れている人、ケーブダイビングの資格を持っていないと危ない」
■「万座ドリームホール」との違いは
恩納村の代表的なダイビングスポット「万座ドリームホール」のそばにある「スネークホール」。「ドリームホール」とは難易度が違うといいます。
広部俊明さん 「ドリームホールは恩納村で一番有名なホールで、一応、中級から入れるみたいな感じになっている。入り口から入って出口が別だから一方通行みたいな感じで行けるが、スネークホールは入り口から入ったら、そこから戻らないといけない」
海上保安本部は事故の詳しい状況を調べています。