「相互関税」を巡る違法判決を不服としたトランプ政権が、連邦最高裁に上訴の書面を提出したとアメリカメディアが報じました。
トランプ政権が発動した「相互関税」などを巡って連邦控訴裁判所は先月29日、大統領の権限を逸脱していて違法だとして、1審の判断を支持する判決を下しました。
複数のアメリカメディアはトランプ政権が3日、この判決を不服として、連邦最高裁に上訴と迅速な審理を要請する書面を提出したと報じました。
また、トランプ大統領は3日、記者団に対し「最高裁で敗訴すればアメリカは甚大な被害を被る」としたうえで、日本やEU（ヨーロッパ連合）などと結んだ貿易交渉の合意を「解消しなければならなくなる」と述べ、最高裁を牽制（けんせい）しました。
