悪質な自転車の運転に対して「青切符」による取り締まりが来年4月から始まるのを前に、警察庁が違反や取り締まりの方針を示す「自転車ルールブック」を公表しました。
来年4月から道路交通法が改正され、自転車の交通違反に対して車やオートバイと同様に「反則金」を設け、納めれば刑事罰を免れる青切符制度が導入されます。
制度は16歳以上の運転者すべてに適用され、113の違反行為が対象となります。
これを前に警察庁は今月4日、交通違反や取り締まりの方針を取りまとめた自転車ルールブックを公表しました。
その中では悪質・危険な行為が取り締まりの対象となる一方で、単に歩道を通行しているなどの違反ではこれまでと同様に「指導警告」が行われ、青切符の導入後も基本的に取り締まりの対象となることはないと明記しています。
警察庁は制度の円滑な施行に向けて国民への丁寧な周知を行うとともに、都道府県警察への指導を行うとしています。
