九州北部を襲った記録的大雨から9日で1カ月です。特に被害の大きかった福岡県福津市では今も災害ごみの回収が続いています。
福津市の不燃物処理場には朝、豪雨で使用できなくなった冷蔵庫などの家電ごみが集められています。
福津市 資源リサイクル係長 藤野孝太さん 「(処理の)時間としてかなりかかるでしょうし、費用もかなりのものになる」
福岡県によると、福津市では60代の男女が川に流されて死亡したほか、住宅も全壊が2世帯、半壊が146世帯、床上浸水が41世帯に上るなど甚大な被害を受けています。
福岡県内の被害総額はおよそ152億円に上っていて、県は福津市の被害が基準に達したとして8日、「災害救助法」の適用を決定しました。
被災者の救助などに要した費用を負担することになります。