空き地に埋められていたのは行方不明となっていた男性の遺体でした。男性の婚約者と名乗る女性が事件直前のトラブルを明かしました。
■山林に遺体 「元カノ助けに行く」
亡くなった西村さんの婚約者と話す女性 「見つかってよかった、供養してあげられるなと思って。やってあげられることはやってあげたいですね」
こう語るのは、遺体で見つかった西村隆行さん（55）の婚約者と話す女性です。
西村さんが北海道むかわ町で遺体となって見つかったのは19日のこと。
先月2日、札幌市の路上で西村さんを刃物で切り付けた疑いで逮捕されたのが、札幌市の会社役員・大上文彦容疑者（49）。
さらに、西村さんの遺体を埋めて遺棄した疑いで送検されたのは苫小牧市の会社員・梅津悠希容疑者（36）です。
遺体を遺棄した疑い、そして傷害容疑で逮捕された、年齢も住む場所も違う2人。梅津容疑者は大上容疑者について以前から面識があると話していることが分かりました。
梅津容疑者の供述 「事件の前から知っている人。何回か会ったことがある」
■3人に何が？
西村さんの婚約者と話す女性によると、西村さんの元交際相手の女性を巡り大上容疑者とトラブルになっていたと話します。
亡くなった西村さんの婚約者と話す女性 「その女の人は西村さんの元カノなんですよ」 「（Q.元彼女でもめ事あったから西村さんに連絡が？）はい。どこ行くの？って言ったら助けに行ってくるわ、助けてやらんとかわいそうだべやと言って」
先月2日の日中にそう言い残し出て行った西村さん。その日の夜、札幌で切り付けられ…そして今月19日、むかわ町で遺体で発見されます。
亡くなった西村さんの婚約者と話す女性 「私も止めたんですよ、1回は。でも止めきれなくて。私があの時、強く止めていれば違う結果だったんじゃないかと思う。（容疑者には）正直なことをしゃべってほしいです」
警察は、梅津容疑者の認否を明らかにしていません。遺体を司法解剖して、死因の特定を急ぐとしています。
