総裁候補5人が公開討論会に臨みました。持論を封印する候補もいるなか、厳しい質問が飛びました。
■“持論”封印?厳しい質問も
勝負の前の集合写真。5人の手はどこかぎこちなく集まり、ようやく重なったかと思いきや…。
日本記者クラブ主催の公開討論会では各候補者に厳しい質問が飛びました。
■子ども食堂訪問
自民党 茂木前幹事長(69) 「(Q.イメージを挽回(ばんかい)するというか、子ども食堂を訪問した。何か無理している感じも。効果はあったのか?)たまたま誕生会が開かれるという日だったということで、知人の紹介もあって訪問をさせていただいた。物価高は色んなところに影響しているんだな、こういったことも痛切に感じたところです」
■石破政権 なぜ継承?
林官房長官(64)は退陣する石破政権の方針を継承する是非について問われ…。
林官房長官 「一つひとつの政策が全部、否定をされたかというと、私は必ずしもそうではなかったと思っておりますし、変えるべきところは変え、継承していくべきものは継承する」
■「穏健保守」なぜ強調?
「穏健保守」をアピールする理由を問われたのは小林元経済安全保障担当大臣(50)です。
小林元経済安保担当大臣 「(Q.高市さんは『強硬保守』だと思って『穏健保守』を強調しているのか?)そういうものではありません。別の番組でも『穏健保守』と高市候補おっしゃってました。ただ保守というのは基本的に私は穏健で、そもそも穏健だと思っています」
■靖国神社の参拝
高市前経済安保担当大臣(64)には靖国神社参拝について質問が…。
高市前経済安保担当大臣 「(Q.あれほど参拝にこだわっていた。今度は避けているのでは?)前回の総裁選挙の時もですね、別にまだ総理大臣にもなっていないのに言う必要はなかったと思います。ただ心静かにしっかりと適宜適切に判断をしなきゃいけない」
■討論中 なぜ紙を見る?
小泉農林水産大臣(44)には討論会中の行動について質問が…。
小泉農水大臣 「(Q.他の候補はほとんどペーパーを見ずしゃべっている。まだ44歳でしょう。そんな慎重でどうするんですか?)年齢ではなく、責任ある立場の者は適切な慎重さは兼ね備えるべき。ご指摘は紙を読んでいる、こういったご指摘があることも承知をしています。いかに正確に私の思いが伝えられるか、そこに重きを置いたつもり」
■野党との連立について
一方、野党との連立について小泉農水大臣は「一つの選択肢」、高市前経済安保担当大臣は「一刻も早く枠組みを作る」などと発言しています。
日本維新の会 藤田共同代表(44) 「(Q.連立に加わるかいつごろ判断する?)それは何とも言えないですね。現在のステージとしてはまだ総裁が正式に決まってもいない状況。先方からテーブルについてほしいというオーダーが正式にあるわけでもない」
国民民主党 玉木代表(56) 「野党各党が言っていることについて一定程度、公約に盛り込んでいることは選挙結果としては評価すべき点だと思っています」