国境地帯で武力衝突していたパキスタンと、アフガニスタンのイスラム主義組織「タリバン」の暫定政権が、即時停戦で合意しました。
両者は国境地帯での武力衝突を巡り、仲介したカタールの首都ドーハで停戦協議を行っていました。
カタール外務省の19日の声明によりますと、パキスタンとタリバンは即時停戦で合意し、恒久的な平和と安定を確立するための仕組みを構築することで一致したということです。
パキスタンのハワジャ・ムハンマド・アシフ国防相は19日、SNSに「停戦は成立した」と投稿し、両者は25日にトルコのイスタンブールで「詳細な事項」について再び協議するとしています。
武力衝突は、タリバン暫定政権が、パキスタン軍に領内を空爆されたことへの報復だとして11日にパキスタン軍の拠点を攻撃したことで発生し、15日からの一時停戦中も戦闘が続いていました。
画像:カタール外務省のXから