ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

初対決!参政党・神谷代表が代表質問 消費税減税で高市総理の答えは?

政治

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 6日の国会論戦は参政党の神谷代表が初めての代表質問に立ちました。消費税減税について問われた総理の答えは。

■政策は近いようでどう違う?

参政党 神谷代表 「高市総理、第104代内閣総理大臣就任、誠におめでとうございます」

 政党カラーであるオレンジのネクタイを締めて登壇した参政党の神谷宗幣代表。

 結党から5年半。7月の参議院選挙で議席を伸ばし、参政党として今月6日、初めて代表質問に立ちました。

参政党 神谷代表 「日本は内需中心の国であり、国民の消費が活発になれば必ず経済も拡大し、税収も増えます。こうした観点から政府支出の拡大に先立ち大幅な減税を優先すべきと考えますが、『責任ある積極財政』における減税の位置付けについて総理のご所見を伺います」

高市総理大臣 「お尋ねの減税については既に策定を指示しております。ガソリン税や軽油引取税の暫定税率の廃止などを内容とする生活の安全保障、物価高への対応を盛り込んでおり、こうした施策も組み合わせながら国民の皆様のお手元に支援をお届けしたいと考えております」

参政党 神谷代表 「なぜ総理は消費税減税を避け、制度設計に時間を要する給付付き税額控除にかじをきろうとしているのか、政府は消費税を廃止した場合の経済効果を試算すらしていません。なぜ消費税の廃止や減税を検討しないのか、総理の見解を伺います」

高市総理大臣 「消費税率の引き下げについては連立政権合意にも食料品の消費税率に限ってですが、2年間停止する引き下げるということで検討が含まれておりますので、選択肢として排除しているものではございませんが、事業者のレジシステムの改修等に一定の期間がかかる課題にも留意が必要」

 高市総理が力を入れている外国人政策については参政党も関心を寄せています。

参政党 神谷代表 「外国人政策についてお伺いします。政府が明確な方針も定めないまま受け入れを拡大した結果、国民には不安と不満が広がっています。今、国民が削減すべきと感じているのは議員の定数ではなく外国人の受け入れ数だと考えています。今後も外国人の受け入れを拡大していくのか、それとも抑制的に運用していくのか、総理の見解をお聞かせ下さい」

高市総理大臣 「人口減少に伴う人手不足の状況において外国人材を必要とする分野があることは事実でございます。今後の外国人の受け入れの基本的な在り方に関する基礎的な調査・検討を進める」

参政党 神谷代表 「外国人受け入れの背景には急激な人口減少があります。止まらない少子化が外国人受け入れを加速させているようにも感じます。総理は、この少子化をなんとしても食い止めようとお考えですか」

高市総理大臣 「少子化対策も重要です。こども未来戦略の加速化プランに基づき、若い世代の所得向上、すべての子ども、子育て世帯を対象とする支援の拡充、働きながら子育てしやすい環境の整備を進めてまいります」

 代表質問を終えた神谷代表は…。

参政党 神谷代表 「元々、消費税のことをおっしゃってたはずなのに、どんどんトーンダウンしているなと。そこを明確にやらないと言ってしまうと批判を浴びるので、うまくフェードアウトして論点をすり替えようとしているのではないかなと。一番、国民の関心事だと思いますので、ここをあやふやにせず気がついたら変わってましたということのないように追及していく」

■高市総理 裏金議員起用にホンネ

 6日の代表質問ではこんなやり取りも…。

立憲民主党 塩村あやか参院議員 「女性やマイノリティーであることが理由でキャリアアップが制限される『ガラスの天井』を総理は破ったと評されています。組閣の段階で高市内閣は女性大臣が6人と報道され期待が高まりましたが、2人にとどまりました。なぜ2人にとどまったのか、総理にお伺いを致します」

高市総理大臣 「事前の予想がかなり女性が多いという報道でしたけれども、高市内閣の女性は2人ではなく片山大臣、小野田大臣、私も入れると3人でございます。特に内閣総理大臣、そしてまた史上初の女性財務大臣の誕生にも注目をしていただきたいなと思っております」

 “裏金問題”に関わった佐藤啓参院議員を官房副長官に起用したことについては高市総理の本音も…。

国民民主党 舟山康江参院議員 「総理は裏金に関わった議員も政務三役等に起用しています。とりわけ、選挙を経ないまま起用された参院側の官房副長官には参院自民党からさえ疑問が噴出し、機能不全に陥っています。参議院を軽く見ているんでしょうか」

 佐藤官房副長官を起用したことに野党は反発。国会運営に影響が出ています。

高市総理大臣 「佐藤副長官につきましては私の性格や考えをよく承知し、私にとって耳の痛い事柄も直言してくれる存在であり、私は深い信頼を寄せております。佐藤副長官の本会議への登壇や議院運営委員会理事会の出席などをお認めいただき、佐藤副長官をお育ていただけますこと心よりお願いを申し上げます」

共産党 小池書記局長 「総理が所信表明演説で『政治とカネ』について一言も触れず、裏金議員を要職に登用したことに驚きと怒りが広がっています。企業・団体献金を全面禁止すべきではありませんか」

高市総理大臣 「企業・団体にとって献金は自らの政治的意見を表明するための重要な活動であり、さらなる規制の強化については企業・団体の政治活動の自由にかかわるものでありますので、必要性や相当性について慎重に議論する必要があると考えます」

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース