東北地方などで相次ぐクマ被害を受けて11月中旬までに取りまとめる新たな対策パッケージの策定に向け、関係省庁の課長級の会議が6日、環境省で行われました。
クマ被害対策を話し合う環境省や警察庁など関係省庁による課長級の会議は9月以来2回目ですが、10月末に関係する省庁を増やして閣僚会議に格上げされたことから今回、防衛省や文科省、観光庁の担当者も新たに出席しました。
政府は11月中旬までにクマ対策のパッケージを新たに取りまとめる予定で、会議ではその方向性やスケジュールなどについてすり合わせたということです。
新たなパッケージは去年4月に策定された現行のパッケージの改訂版になる見通しで、各省庁が新たに書き込む施策を検討しているということです。
また、会議では「クマ対策に必要な交付金の確保」やクマの駆除に必要な免許や技術を持つ自治体職員、いわゆる「ガバメントハンターの確保支援」などの要望が各地から出されていることが環境省から紹介されたということです。