岡山県は不正アクセスによって公開を停止していた県が管理する7つのホームページについて、セキュリティー対策の徹底をしたうえで、ホームページの公開を再開したと発表しました。個人情報の流出などの被害は確認されていません。
公開を再開したのは、岡山県が公開している晴れの国おかやまPRサイトや、おかやま結婚応援パスポート、公共交通利用促進キャンペーンなど7つのホームページです。
県によりますと、10月9日から13日にサーバーのソフトウェアが攻撃を受け、サーバー内の7つのホームページで、オンラインカジノサイトなどほかのサイトへの誘導コードの埋め込みといったファイルの改ざんが確認され、10月13日に攻撃を受けた7つのホームページを含む8つのホームページがあるサーバーを閉鎖しました。
攻撃を受けたサーバーについて、県はイベント情報などの発信を中心とし、個人情報を入力するなどの利用はしていなかったとしていて、個人情報の流出やほかサイトへ誘導されたなどの被害は確認されていないとしています。
県は岡山県警に被害の相談をするとともに、ソフトウェアの最新版へのアップデートなどを含むセキュリティー対策の総点検を実施。そして6日、閉鎖した8つのホームページのうちイベントが終了した1つのサイト以外の公開を再開したと発表しました。
県は今後、不正アクセスの監視強化をするとともに、セキュリティー対策の定期確認の徹底を行うとしています。