磐越道で高校生ら21人が死傷したバス事故で新事実です。北越高校の名義でバス会社の営業担当を運転手としたレンタカー契約が1年間で9件あったことが分かりました。
■磐越道事故 バス会社に監査
11日夕方、バス会社は慌ただしさを増していました。
北陸運輸局の担当者が「蒲原鉄道」に監査に入り、関係書類の確認などを行っているとみられます。
若山哲夫容疑者(68) 「体調と運転に不安はなかった」
そう話しているという若山哲夫容疑者。
ただ、捜査関係者によりますと、一部の生徒から「運転が荒かった」という話が出ていたということです。
■営業担当 9件レンタカー契約
国土交通省の関係者への取材で新たに分かったことがあります。
去年5月からの1年間で、高校名義でのレンタカー契約が27件あったということです。
そのうち9件は「蒲原鉄道」の営業担当者・金子賢二氏が運転手と記されているものの、契約の中で「蒲原鉄道」の名前は一切、出てこないということです。
バス会社は事故当時、こう説明。
蒲原鉄道 茂野一弘社長 「お手伝いをさせていただいたと思っている」 「(Q.会社として手伝ったのではなく?)はい、会社として探し回ったということではない」
一方、学校側は蒲原鉄道からの請求書を確認したところ、「貸し切りバス」と「レンタカー代・人件費」で2つのパターンがあったことも明らかにしています。
北越高校 男子ソフトテニス部 寺尾宏治顧問 「私は請求書については総額を確認するだけで、項目については確認をせず、支払いの担当者に請求書を渡していましたので、(請求書が)2パターン存在することについては認識していませんでした」
また、会見では封筒の存在が明らかになっています。
北越高校 灰野正宏校長 「あるかばんの中に人数、行き先を記した蒲原鉄道名のメモだとか、あるいは蒲原鉄道の担当者から運転手に渡されたと思われる手当の封筒などであります」 「(Q.いくら入っていた?)3万3000円です」
今回のマイクロバスは事業用の「緑ナンバー」ではなく、「白ナンバー」のレンタカーで、運転手が対価を得ていれば違法な“白バス行為”にあたる恐れがあります。
蒲原鉄道 金子賢二営業担当 「友人には運転手を探してほしいということのなかで、手当については、その時は話していません」 「(Q.無償だとも伝えていないは)そうですね、そっちも言っていませんかね」
蒲原鉄道のOBは北越高校と仕事をするようになったのは25年ほど前で、当時からレンタカーを手配することもあったといいます。
蒲原鉄道のOB 「レンタカーを紹介するのは違法じゃないから、そこはいいよと。ただ運転手を手配すると当然、白バス行為になりかねないので、それは『やめろ』『するなよ』と言ってましたけれど。営業の考え方が変わったということじゃないか」