東ヨーロッパのルーマニア当局は29日、東部の集合住宅にロシアのドローンが墜落して2人がけがをしたと発表しました。
ルーマニア当局はウクライナとの国境に近い東部のガラツィで29日午前2時ごろ、10階建て集合住宅にロシアのドローン1機が墜落したと発表しました。
ドローンは屋上に衝突した際に爆発し、住人2人が軽傷を負ったということです。
ルーマニア国防省は、このドローンは墜落の直前、ウクライナ南部から国境を超えてルーマニア領空内を約10分間、飛行したと発表しました。
ルーマニアのダン大統領は「ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、ルーマニア領土に影響を与えた最も深刻な事案だ」と非難しました。
そのうえで、加盟するNATO=北大西洋条約機構に対してドローン対策を徹底するよう要請したほか、ロシアによる国際法違反について国連安保理事会に通知したことを表明しました。
この事案を受け、NATOのルッテ事務総長は「NATOが同盟国の領土の1インチたりとも守る準備ができている」として、「ドローンを含むあらゆる脅威から抑止し、防衛するための準備態勢を強化し続ける」と強調しました。