線状降水帯が発生した九州では河川が氾濫し、関東でも大雨となっています。さらにダブル台風となる恐れも出てきました。
■九州5県「線状降水帯」発生
静岡県屈指の名瀑(めいばく)「五竜の滝」。風光明媚(めいび)な面影は消え、荒々しく濁流が流れ落ちていきます。
2日午後になり、静岡県下田市などで、一時レベル4土砂災害危険警報が発表されました。
町を流れる川も徐々に増水していく様子が見えます。
深夜から強まった雨。商店街にも吹き込みます。
梅雨前線の影響で、九州北部には未明から明け方にかけてライン状の活発な雨雲がかかり続けました。
九州5県に線状降水帯が発生し、各地、今年一番の雨に。そして雷も…。
夜が明け、各地で被害が相次ぎます。
今年一番の雨となった熊本県小国町。町を流れる筑後川は…濁流が押し寄せ、水量が一気に増えています。
護岸がすっかり見えなくなり、一時、レベル5氾濫発生情報が出ました。
川が波打つたびに、歩道に水があふれる様子が見えます。
小国町では、旅館の床上浸水と土砂崩れが8カ所発生しました。
浸水被害に遭った旅館 「線状降水帯が発生してびっくり。きょうの雨くらいではつからないかなと思っていたところまで水がちゃっぽんちゃっぽんきた。ちょっと川が変わったのかなって」
被害は、福岡市内でも…。
福岡市動物園近くの道路が倒木で一時、全面通行止めとなりました。
被害は雨だけではありません。福岡県久留米市では、農業用ハウスが壊れる被害が確認されました。
気象台は、突風の被害の可能性もあるとみて現地調査を行っています。
農家 「慌てて見に来たが、言葉が出ない。小松菜。あすあさってには収穫予定のものがこうなっている。破棄になる」
愛知県でも道路が一面冠水しました。車や自転車も水浸しの道を走らざるを得ません。
被害は関東でも。
千葉県鴨川市では、住宅裏の斜面が崩落しました。当時、住人2人がいましたが、けがはありませんでした。
神奈川県で開催予定だった女子プロゴルフのツアーも天気の回復が見込めないとして、2日の競技は中止が決定しました。
梅雨前線や台風が猛威を振るう今年の梅雨。
さらに、南シナ海にある台風に変わる恐れのある熱帯低気圧と、新たに台風9号も発生しました。
ダブル台風が列島に影響を及ぼす恐れもあり、来週にかけ注意が必要です。