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監督は岡山出身 海外で絶賛の映画が28日から岡山市で公開

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 岡山市出身の監督が手がけた映画が、28日から岡山市で公開されます。フィリピンを舞台に孤児の少女と盲目のギター弾きが織りなす心温まる作品です。

 26日、岡山市の大森市長を表敬訪問した長谷井宏紀監督。初めて手がけた長編映画「ブランカとギター弾き」がヴェネツィア国際映画祭で2冠。各国の映画祭でグランプリを獲得するなど高い評価を得て、出身地の岡山市に凱旋しました。映画の舞台はフィリピンです。

(長谷井宏紀 監督) 「海外に旅する中で、フィリピンのゴミの山で暮らす子どもたちと出会って、彼らと短編映画を作ったりする中で、いつか長編映画を撮りたいねっていう話を彼らと話をしたことがあって。子どもたちとした約束っていうのが自分の中では一番大きかったですね」

 路上で暮らす孤児の少女ブランカは、有名な女優が孤児を養子にしたニュースを見て「お母さんをお金で買う」ことを思いつきます。  ”お母さんを買うって本気かい?”  ”買えるものと買えないものがあるんだよ”  路上で出会った盲目のギター弾き・ピーターは彼女に歌を歌うように勧めます。

 実はピーターをはじめ、ブランカ以外のキャストは長谷井監督が路上で見つけ、スカウトしました。

(長谷井宏紀 監督) 「僕にとってはそれが一番面白い。僕にとっての映画っていうのは、リアルに生きている人と一緒にやるってことが僕が本当に楽しめるっていうか。本当にこういうキャストだったりフィリピンのクルーとじゃなかったら、たぶん作れなかった作品だなって思います」

 各国で絶賛された映画。日本では7月に公開が始まりましたが、観客の反応はどこの国でも共通だったそうです。  映画「ブランカとギター弾き」は28日から岡山市のシネマ・クレールで、12月16日から高松市のソレイユで上映されます。28日は午前と午後の2回、長谷井監督の舞台あいさつがあります。


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