玉野市の高校で小学生が仕事を体験し、社会の仕組みなどについて学ぶイベントが開かれました。玉野商業高校が企画した「キッズビジネスタウンたまの」には、小学生約300人が参加しました。
子どもたちに社会の仕組みやお金の流れを感じてもらうのが目的で、コンビ二やテレビ局など約20種類から好きな仕事を体験できます。病院での仕事は処方箋に書いてある薬を専用の機械で準備するなど本格的です。小学生は高校生のサポートを受けながら社会人顔負けの働きぶりを見せていました。
(仕事体験した女の子は―) 「楽しかった。」 「(次に)お客さんに話しかけるときはすらすら言えるように頑張りたい。」
仕事を終えると銀行で給料がもらえます。通貨は「円」ではなく「のの」。1回の仕事で「150のの」がもらえます。仕事体験はここで終了かと思いきや…
(記者) 「子どもたちは稼いだお金の一部を税務署に納めなければいけません。」
稼いだ「150のの」のうち、「10のの」を税金として納めることがこの町のルールです。
(仕事体験した子は―) 「自分が納めたお金で1人でも幸せになってほしいと思いました。」
その後、子どもたちは稼いだお金で遊んだり食べ物を買ったりして仕事の後の余暇を満喫していました。
(玉野商業高校・鳥越修 指導教諭) 「社会の仕組みを勉強していただいて、将来の職業選択とか働く意義とかを考える上でそういったところにつなげていっていただけたらと考えております。」