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処理完了後に新たな産廃 分析を急ぐ 香川・豊島

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 香川県豊島の不法投棄現場の跡地から25日、新たな産廃が見つかった問題です。無害化処理の完了から7カ月。さらに見つかる可能性もあり、県では産廃の分析と処理を急ぐ方針です。

 25日、地下水の浄化対策で土を掘る作業中、深さ約1.5メートルから4メートルのところで、約85トンの汚泥が見つかりました。  汚泥は、すべてを掘り出して近くの仮設テントで保管しています。産廃の無害化処理を行ってきた、直島の中間処理施設は現在、解体工事に向けた除染作業を行っていて使用できないため、県では、今回の汚泥の処理をどこで行うか検討しています。

(香川県廃棄物対策課 資源化・処理事業推進室/井元浩司 室長) 「廃棄物が見つかったことは非常に残念な事だと思っていますが、見つかった廃棄物については性状を調べて、今後どういう形で処理するか検討したい」

 豊島の不法投棄現場では、去年3月、約91万トンの産廃の撤去が完了し、去年6月に直島の施設で無害化処理が終わったばかりでした。  県では、今後もさらに産廃が見つかる可能性もあるとしていて、「去年3月末までに全ての産廃を搬出する」という、豊島住民との公害調停違反にならないか、弁護士と相談しています。

(廃棄物対策豊島住民会議/安岐正三 事務局長) 「慎重に確実に安全に原状回復に向かって進めていくことが必要と思っている」

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