2月9日に開幕した平昌オリンピックでは、日本勢もメダルラッシュで盛り上がっています。 そんな日本人選手の活躍を支えている「手袋」は、生産量日本一の香川県東かがわ市で作られています。手袋工場を取材しました。
訪れたのは、東かがわ市にある手袋やキャリーバッグのメーカー「スワニー」です。 スワニーでは、「ミズノ」のブランドで、ジャンプ用と、ノルディック複合クロスカントリー用の日本選手団の手袋を作っています。
(佐田志歩アナ) 「すごいフィットするんですね!軽いですね。ふわっとした感じがありますね」
ジャンプ用の手袋は50グラム以下と軽く、ゆるやかなカーブになっています。ジャンプ台から飛び出したときに風を受けやすくするためです。 一方、クロスカントリー用の手袋はカーブが強く、手のひらに滑り止めが付いていてストックが握りやすいようになっています。片手だけでも、パーツは15個。ミリ単位で調整を重ね、完成まで1年かかります。
(スワニー グローブ事業部/塚本潤 さん) 「1回作ったものを選手にお渡しして使用していただいてそれで『指が長い』『短い』『きつい』とかそういうことを見てもらった上で意見を言ってもらって、またそれを修正していくっていうのを繰り返しました」
手間隙かけて完成した手袋が、今、平昌の大舞台で日本人選手を支えています。
(スワニー/板野 司社長) 「東かがわ市を代表して地域の地場産業を活性化するために、選手に手袋を提供している、そういう強い思いでものを作ってますので、選手にがんばっていただきたいなあというふうに思います。表彰台に登っていただいてガッツポーズ見せてほしいですね」