今年も新茶の季節がやってきました。三豊市の茶畑で、17日、新茶の初摘みが行われました。佐田志歩アナウンサーも「茶摘み娘」姿で収穫を体験しました。
三豊市高瀬町は、香川県の茶の生産面積の64%を占める県内随一の茶所です。27ヘクタールの面積で28戸の農家が茶の栽培を行っています。
初摘みの日を迎えた17日は、かすりの着物を身にまとい茶摘み娘に扮した5人の女性が新芽を摘んでいきました。
今年は先月以降、平年より気温が高い日が続いたことから、去年より1週間早い初摘みとなりました。品質は、味・香り・色と3拍子揃ったいい出来栄えに仕上がったということです。
(佐田志歩リポート) 「私も茶摘み娘の格好に着替えてみました。実は、このかすりの着物は地域によって、色や柄、形が違うんです」
高瀬茶業組合の荒木直樹さんに摘み方のコツを教わったところ、1つの芯につき、葉っぱが3枚つくように摘むことだそうです。
佐田「芯1つにつき3枚…けっこうパチっと簡単に取れますね」 荒木さん「そういうところで摘んでいただければ、芽もきれいにそろうし、葉っぱ自体がそろって摘めますのでいいかと思います」 佐田「こうやって簡単に摘めるからこそ、優しく摘んであげないとなあっていう気持ちになりますね」 荒木さん「爪を立てないように、優しく摘んでください。」
高瀬町の新茶は23日の初入札のあと、県内のスーパーや道の駅などに並びます。
(高瀬茶業組合/大西保徳 組合長) 「山のお茶ですので香りがいい。そして少し甘い味がする。高瀬茶の特徴です」
新茶の収穫作業は、5月3日ごろにピークを迎え、5月20日ごろまで続きます。高瀬町では今年、96トンの新茶の収穫を予定しているということです。