お肉好きにはたまらない店が香川に初上陸です。全国や海外で人気のステーキ専門店「いきなりステーキ」が4月18日、高松市に初出店し、連日、多くの人でにぎわっています。これまでとは違う郊外型の店で新たなお客さんをつかもうとしています。
「いきなりステーキ 高松レインボーロード店」です。取材した日は、オープンして10日目でしたが午前11時のオープン前には、約50人が列を作りました。
(いきなりステーキ高松レインボーロード店/長岡達哉 店長) 「いきなりきて、さっと食べて、次のことをしていただけるというのがコンセプトです。回転率重視のお店です」
人気のランチメニューは、ワイルドステーキです。夜と同じ価格ですが、昼はライスとサラダ、スープが付いてさらにお得です。
あつあつの鉄板に特製ソースをかけた音が食欲をそそります。ステーキが出るとお客さんの顔も自然に緩むようです。
(お客さんはー) 「おいしいです。安くて、学生にはぴったりです」 「きょうは観音寺市のほうから」 (Q.うどんもあるのでは?) 「やっぱり、うどんだけじゃない、ステーキも食べたいなと思ってきました」
1日に用意するお肉は、だいたい200キロで、調理を見ていても圧巻です。
(中村康人リポート) 「午後3時からは、いきなりステーキの特長でもあります、量り売りが行われるんですね。1グラム6.9円のお得なリブロースステーキをいただきます」
最低のカット重量はありますが、食べたい量だけ頼めます。肉のうまみが引き立つ厚切り、お勧めだということで、中村アナウンサーは、レアの300グラムに挑戦です。 ヒレステーキだとグラム9円、国産牛のサーロインステーキは10円で提供しています。
(中村康人リポート) 「おぉ。300グラムだと、やっぱり迫力がありますねぇ。いただきま~す。やわらかいし、赤身と脂身のバランス最高ですよ。そして、ソースがマッチして、おいしいです、しあわせ~」
いきなりステーキの1号店は2013年12月、東京銀座にオープンしました。当初は、主に立ち食いのスタイルにして回転率をあげ、価格を抑えていました。 また、岡山駅の地下街をはじめショッピングセンターなど、人の動きが活発な場所に出店していました。 しかし、「高松レインボーロード店」は、高松市の郊外に位置し座って食べるお店です。
(いきなりステーキ高松レインボーロード店/長岡達哉 店長) 「香川自体が車社会で、お車できていただけるっていうのを重視して、場所はこちらのほうでですね、飲食店が多いレインボーロード沿いで今回、出店を考えました」 すばやく料理が出た後は、座席で気軽にゆっくり味わえることもできるとあって、高齢の方の姿が目立ちました。
(お客さんはー) 「いすがあってよかったです。主人も足が悪いので、いすで、助かってます」
(いきなりステーキ高松レインボーロード店/長岡達哉 店長) 「速い回転率も重視するんですけど、せっかくきていただいたらですね、お店でゆっくりステーキを食べていただいて、次のお店に行ってもらうということで、全席着席スタイルにしました」
新たな試みで更なる顧客獲得をめざす「いきなりステーキ」。今回の出店は、香川の人たちの県民性からヒントを得たようです。