瀬戸内海の風景を描いた作品や資料を集めた展示会が、香川県坂出市で開かれています。
瀬戸大橋30周年を記念して企画しました。
会場には、昭和を代表する日本画家東山魁夷の作品をはじめ、瀬戸内海をモチーフにした絵画など約40点が展示されています。
笠岡市出身の森谷南人子の作品「遠帆連浪」は、淡い色で木の枝を細かく描いていて、繊細な瀬戸内海の美しさを感じることができます。
戦後の漁師の仕事着「ドンザ」には無造作に当てられた布があります。これは穴を何度も修復した痕です。物を大切に使っていた瀬戸内の漁師の暮らしを垣間見ることができます。
坂出市の東山魁夷せとうち美術館で5月27日まで開かれています。