手袋やかばんの製造を行う、香川県東かがわ市のメーカーがサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボしました。シニア向け商品とのコラボということなんですが、その狙いは何なのか取材してきました。
東かがわ市のメーカー「スワニー」です。 東かがわ市といえば、製造量日本一を誇る、手袋の産地です。スワニーでも年間、約420万双の手袋を製造しています。
(佐田志歩リポート) 「スワニーのもうひとつの看板商品といえるのがキャリーバッグです。ここに1本2キロのペットボトルを入れていきます。5つ入れて10キロです。これで歩きます。あ、軽い!すいーっといきますね!」
さらに…
(佐田志歩リポート) 「今、右手にかなり体重をかけていますが、バッグが支えてくれるから歩きやすいです。」
体を支えて楽に移動できるとあって、主にシニア層に人気のキャリーバッグは、2004年から累計で124万個売れています。
(佐田志歩リポート) 「こちらのキャリーバッグは一見シンプルなんですが、実はキティちゃんとのコラボなんです!」
白、黒、赤の3色展開で、右上にハローキティのトレードマーク、リボンがあしらわれているかわいらしくもシンプルなデザインです。値段は税込2万7000円です。
ほかにも、キャリーバッグに装着できるリュックサックやボストンバッグなどもあり、こちらは花柄を基調とした今回のコラボ商品オリジナルの柄です。
シニア層に人気のキャリーバッグが「ハローキティ」とコラボというのは、どういう狙いがあるのでしょうか。
(スワニー マーケティング総合企画/朝倉美香 さん) 「今まで(求められていたのは)機能的なこと、っていうのがメインだったんですけど、最近はかわいらしい柄、モチーフが好まれる傾向にあります。“大人かわいい”という感じですかね。」
また、ハローキティが誕生して今年で45年になります。つまり、当時のファン層が今のスワニーのキャリーバッグの客層と重なるといいます。
(スワニー マーケティング総合企画/朝倉美香 さん) 「昔持っていて懐かしいから使ってみようという方いらっしゃると思うんです。弊社の企画のものも50代の女性がいるんですけど、昔持っていたのをまだ使っていたり。今キティちゃんを見て懐かしいと思っている方がいらっしゃると思うので、その方にもぜひ使っていただきたいですね」
ということで、女性の意見を聞いてみました!
Q.大人用のハローキティというコンセプトはどう思いますか? 「いいですよ」 「色とかそんな派手じゃなくて」 「キティ大好き」 「かわいらしい」
Q.このデザインのハローキティなら大人でも持てますか? 「持つよ。私だったら持つよ。私もピンク系よく着るけんね。この年でも」
(キャリーを持っているおばあさんはー) Q.今持っているバッグが花柄ですごくかわいいんですけど、こういうのはかわいいのを持ちたいですか? 「そりゃ思うわ~」
お話を伺っていると、いくつになってもかわいいものを持ちたいと思う女性は多いようでした。
ハローキティとのコラボバッグは香川県では高松市のゆめタウン高松のかばん専門店「LA PAX」で6月下旬から販売予定です。また、関東や関西のサンリオショップや百貨店でも販売する予定です。