空き家を活用して移住者を呼び込もうと、岡山県真庭市で空き家の状態をチェックする、初の内観調査が行われました。 初めての調査を前に、二川ふれあい地域づくり委員会のメンバーや、真庭市の職員など17人が調査の方法やポイントについて話し合いました。
真庭市二川地域では高齢化率が55パーセントを超えていて、昨年度から空き家を使った移住者の受け入れ体制作りに取り組んでいます。
(記者) 「空き家をチェックリストに沿って調査します。特に重要なのは屋根や床などの構造部分です」
屋根や柱、床などの構造部分が傷んでいると、人が住めるように修理するのは難しいため、湿気の具合やカビの状態などを念入りに調べます。目で見るだけでなく、触って確かめることが大切です。
このほか建具の状態や、家具がどれくらい残っているかなどを確認していました。二川地域では今年4月時点で216世帯が暮らしていますが、昨年度の調査で約50戸の空き家が見つかっています。
(二川ふれあい地域づくり委員会/遠藤正明 会長) 「人口減少を食い止めるためにも何とかせにゃいけん。お家を情報発信させていただいて、興味を持ってもらいたいという思いでいっぱい」
メンバーは今後も空き家の調査を進め、状態がいいものについてはホームページで情報発信したり、移住者向けのお試し住宅として活用したいとしています。