岡山市でコーヒーの楽しみを追求した展示会が開かれています。
(アートスペース油亀/柏戸喜貴さん) 「ちょっと飲み口だけ本体よりもきゅっと絞った状態で作っていまして、夜、本を読みながら、ゆっくりコーヒーを飲みたいなという時なんかにちょっとでも、少しでも長い時間、保温性が増すように、温かいまんま飲めるように作っています」
熱を逃がさないひと工夫。今年で10回目、岡山市のアートスペース油亀では、コーヒーを楽しむためのカップなど 約5000点を集め展示・販売しています。
おそろいのカップとドリッパー。カップの上で直接ドリップします。
(記者) 「すごくコンパクトなので、外にも手軽に持ち運べますね。こういうのも気持ちいいですね」
読書する時はドリッパーをふた代わりにして、冷めにくくします。
個性的な器もそろっています。幾何学模様で、個性際立つ作品。面取りの技法で切り取った箇所には、それぞれ別の釉薬が使われています。 さながらポップ・アート。ペイントは作者が即興で書いたもの。遊び心があふれています。
その他、埴輪顔のかわいいカップや、コーヒー豆を移す木製のスプーンなど、あればうれしいアイテムがそろっています。
(記者) 「あっ、変わったのがありますね…蛇口ですか?」 (アートスペース油亀/柏戸喜貴さん) 「持ってみてください。取っ手ですよね…持ちやすかったりしますよね」
取っ手とは何なのか?哲学的な問いに挑んだまさに現代アート!
(アートスペース油亀/柏戸喜貴さん) 「コーヒーのことが大好きですっていうような そんな作り手を 僕たちが全国を走りまわって探し出したんですけど」
コーヒーの楽しみを追求した展示会は、3月24日まで岡山市のアートスペース油亀で開かれています。