被害の最小化を目指します。高梁川水系全体で水害に備えようと、国や自治体などによる検討会が立ち上がりました。県が管理する河川を含めてタイムラインを策定するのは、全国初の取り組みです。
(倉敷市/伊東香織 市長) 「多機能・多機関連携型ということで行っていただけることが大変心強く思っています」
高梁川水害タイムライン検討会は国や岡山県、高梁川水系が流れる8つの市や町など、37機関で構成されています。
去年7月の西日本豪雨では、高梁川水系で堤防の決壊や越水が起こるなど、周辺地域で大きな被害が出ました。この検討会では西日本豪雨を踏まえ、逃げ遅れゼロ、被害の最小化に向けた時系列の防災行動計画、タイムラインを作成します。
国や県など、場所によって管理が異なる水系全体でタイムラインを策定するのは、全国で初めての取り組みです。
(岡山河川事務所/大賀祥一さん) 「大きな市町になりますけど、連携しながらする上では重要なポイントだと思っています」
その後行われた第1回検討会では、自治体や交通機関、報道など8つに分かれグループワークを行いました。参加者は気象状況のレベルごとにどのような行動をするべきか、その行動のためには何が必要かをチェックシートを使って確認しました。
高梁川水害タイムラインは6月に完成する予定です。