吉井川水系全体で災害に備えるための行動計画をまとめた「水害タイムライン」が完成し15日、運用が始まりました。
(吉井川水害タイムライン検討会/西山哲 座長) 「もう二度とあの災害を起こさない、試行を繰り返して全てここにノウハウ集としてマニュアル集として完成した」
完成した「吉井川水害タイムライン」を吉井川タイムライン検討会の西山哲座長が、岡山河川事務所の横林直樹所長に手渡しました。
吉井川水害タイムラインは逃げ遅れゼロや被害の最小化を目的に、国や関係する市町村などの37機関の役割や行動を取りまとめたものです。
台風や前線による豪雨が吉井川の流域に影響する3日前にタイムラインが立ち上がり、各機関が情報共有しながら ダムの事前放流などに対応します。
水系全体でタイムラインが策定されるのは高梁川水系に続き全国で2例目で、今後旭川水系の策定も検討されています。