岡山市と倉敷市を通る国道2号岡山バイパスの慢性的な渋滞を緩和するため、国が事業化へ向けた調査に入ることになりました。
事業化への第一段階である「計画段階評価」の対象に選ばれたのは、国道2号バイパスのうち、岡山市南区古新田から倉敷市新田までの約10キロの区間です。この区間は、平均交通量が1日9万台を超えるなど、慢性的な渋滞を引き起こしています。岡山県は、混雑する交差点の立体化などを2017年ごろから強く国へ要望してきました。
国土交通省は今後、渋滞緩和に向けた具体的な事業案を作成するため、現地調査や地元住民への聞き取り調査などを行っていきます。 また、国交省は29日、岡山自動車道の有漢インターチェンジから北房ジャンクションまでの8.4キロの区間を4車線化することを許可しました。
これで、岡山自動車道の2車線区間は残り約6キロになります。岡山県は今後も完全4車線化を目指す方針です。