岡山県里庄町が、DV被害者の住所がわかる書類を誤って加害者側に郵送していたことがわかりました。
(里庄町/加藤泰久 町長) 「今後2度とこういうふうなことが起こらないよう、職員一同、気を引き締めて事務処理にあたってまいりたい」
里庄町によりますと2019年1月、DV被害者の女性の戸籍に関する書類を、加害者である元夫の弁護士に郵送しました。書類には女性の転居先などが書かれていました。この書類は、元夫の弁護士から申請を受けた町民課の職員が、誤って送ったということです。
女性は2018年4月、DV被害による支援措置を町に申し出ていて、12月には総務省も住民票の写しなどを加害者側の弁護士に交付せず、裁判所を通すよう全国の自治体に通知していました。
里庄町は女性に謝罪し、関わった職員数人に厳正な処分を行うとしています。