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ファジアーノが鹿児島に逆転勝ち 豪雨から1年、七夕の夜に被災地の復興願う

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 サッカーJ2ファジアーノ岡山は7日、鹿児島と対戦しました。復興を願う七夕の夜にヒーローが戻り、超満員の観客が熱狂しました。

 豪雨から1年、スタジアムでは復興を願いチーム史上3番目に多い1万5731人が来場し、星空がデザインされたオリジナルユニホームが配られました。ファジアーノは前半からチャンスを作るものの精細を欠き、得点を奪えません。すると後半12分鹿児島の早いリスタートで隙をつかれカウンター。ハン・ヨンテにゴール前に運ばれ、ゴール。特別な試合で先制点を許してしまいます。

 試合も終盤に差し掛かり投入したのは、4月から左足のけがで戦列を離れていた司令塔、上田康太。ファーストタッチから魅せます。右サイドにフリーで走り込んだ椋原に合わせ、ヘッドで折り返しますが、ゴールとはなりません。追い詰められた39分、絶好の位置でフリーキック。キッカーはもちろん上田。

 復帰戦を自らの一発で祝うスーパーゴールで同点とし、大観衆をわかせます。これで流れは一変。ペナルティエリアで中野が倒され、PK獲得。中野自らがキーパーに触られながらもゴールにねじ込み、逆転ゴール。

 七夕に帰ってきたヒーローの活躍で、大観衆を熱狂させる4試合ぶりの勝利。リーグ前半戦を10位で折り返しました。

(ファジアーノ岡山/有馬賢二 監督) 「辛いこともあるんですけど、辛いことがあるからこそ、こういう勝利だったり、皆さんと分かち合える喜びが強く感じられるんで、岡山の皆さんと一歩一歩進んで行ければいいかなと思います」

(復帰戦ゴール/14上田康太選手) 「最高の復帰戦になったと思いますけど、まだまだ僕はチームに貢献できなかった時間が長いので、ここからが個人としても勝負だと思いますしチームとしてもここからが勝負だと思ってます」


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