「花の彫刻家」と呼ばれるアートフラワー職人、エミリオ・ロバさんが初めて岡山を訪れ、ファンの前で実演を行いました。
エミリオ・ロバさんは、マイアミとパリを拠点にして、胡蝶蘭などの花をモチーフにした美しいアートフラワーを約40年間作り続けています。
日本には30年前から何度も訪れていて、竹を取り入れるなど、作品作りにも和の影響が見られます。実演では器の色に合わせた白い花や大胆に曲げた葉を挿しこんでいき、約30分で完成させました。
コンセプトは「水辺に咲く野生の花」で、自然の中で力強く咲く様子を表現しています。
(ファンはー) 「本当にじかに見られて、とても感動しました」 「太陽と風と言った言葉がとっても『わぁすてきだな』と思って、そんな気持ちで生けるといいのかな思って聞いていました」
色も鮮やかで、花が生きているようですが、実はアートフラワーは全て造花を使っています。
(記者) 「こちらの花はポリエステルの生地でできていて、実際に触ってみると本物の花と違ってザラザラとした手触りです」
エミリオさんは売り場に出てサインをしたり、写真を撮ったりしてファンと交流しました。
そして岡山でずっと行ってみたかった場所へ。
「自分の前世は日本の庭師である」というほど、日本庭園が好きなエミリオさん。訪れたのは岡山市の後楽園です。伊原木知事から後楽園や岡山の魅力について話を聞きながら、岡山城の見える美しい景色を楽しみました。
(エミリオ・ロバさん) 「岡山の皆さんが非常に温かく迎え入れてくれて、喜んでいただいた。非常に嬉しかったです」