編集者が感じた「香川らしさ」を詰め込みました。47都道府県それぞれの個性をデザインの視点で編集した観光ガイドの香川号が完成しました。
猪熊弦一郎の絵が表紙を飾る「d design travel(ディー・デザイン・トラベル)香川」。
編集者が2カ月間香川に滞在して見つけた、その土地らしくデザインに工夫があるものを食事、買い物、宿泊など6つの項目ごとに取り上げています。
この発売にあわせて東京・渋谷で開かれている展示会では、紹介した場所や人にまつわる商品や道具、約500点が並んでいて、ガイドブックを立体的に楽しむことができます。
高松市の四国村にある人気うどん店「わら家」からは、だしを入れるとっくりや椅子などを借りてきて展示。 また、小豆島のしょうゆ作りに欠かせない木おけ職人の復活プロジェクトを紹介するページにあわせ、実際に作った木おけも会場まで運びました。
(d design travel/神藤秀人 編集長) 「ガイドブックとか、香川県を取り上げるテレビは、うどんとアートで終わってしまう部分があると思うんですけど。『え、香川ってこんなだった』っていうのは発見できると思うし、おそらく香川の人も『そうだそうだ』って思うんじゃないか」
ガイドブックは全国の書店などで10月4日に発売され、東京の展示会は12月2日まで開かれています。