10日に行われる「おかやまマラソン」を走る方も必見です。12月、ハワイで「ホノルルマラソン」に挑む岡山県浅口市の高校生が、マラソンの特別授業を受けました。
マラソン対策セミナーを受けたのは、おかやま山陽高校スポーツコースの3年生78人です。 環太平洋大学陸上競技部の吉岡利貢コーチが講師を務めました。
おかやま山陽高校のスポーツコースでは毎年、部活動を引退した3年生が、修学旅行先のハワイでホノルルマラソンに挑戦しています。 しかし、42.195キロのフルマラソンは、ほとんどの生徒が未体験の距離。完走するため、特訓に取り組んでいます。
(記者) 「これは太もものような大きな筋肉を使う練習です。フルマラソンを完走するためには、無駄な筋肉を使わないことが大事なんです」
フルマラソンを走る場合、体力の消耗よりも、筋肉や関節の痛みが大きな関門となります。
(環太平洋大学陸上競技部/吉岡利貢 コーチ) 「こっちを使うと、前(の筋肉)を使わなくなるから、楽に走れる。前を使うと、ひざが痛くなります」
他にも消費エネルギーを少なくする体の動かし方や、脚力をスムーズに地面に伝える走り方などを教わりました。
最後は模擬マラソンに挑戦です。吉岡コーチは「無理して急がずに仲間と喋りながら走るくらいのペースがちょうどいい」と伝えました。
(生徒はー) 「想像もつかないくらい長い距離なので怖い」 「自信ないです。走り切れるか。できるだけ早いタイムで楽に走れるように頑張っていけたら」
ホノルルマラソンの本番は、日本時間の12月9日。生徒たちは、完走目指してトレーニングを続けます。