ゴルフの全英女子オープンでメジャー制覇を果たすなど、今シーズン大きく飛躍した岡山市出身の渋野日向子選手が6日、地元に帰ってきました。
警察官の礼服を身にまとい、笑顔で現れたのは、渋野日向子選手です。岡山東警察署の一日署長を務め、年末年始の特別警戒の出発式に臨みました。
(渋野日向子選手) 「私は、生まれ育ったこの街が大好きなので、皆さまがいつも笑顔でいられる上道、西大寺であってほしいと、心から願っています」
式の後、街頭で交通ボランティアらと交通事故防止を啓発するチラシを配ると、地元のスターの凱旋に市民は大喜び。
(訪れた人はー) Q.撮れましたか? 「アップ、でーれーアップ。すごいアップ。よかった。言葉にならない。もうおばあちゃんだから、孫みたいに。家族みんなでファン。自慢できます。みんなにラインで送ろうと思います」 「笑顔がいいですね。でも、あんなにみんなにもみくちゃにされて、かわいそうね。休める時ないみたい」
(渋野日向子選手) 「帰りました、こんなにたくさんの皆さまがいてくれたのは、すごくうれしかったです」
渋野選手はツアー本格参戦1年目ながら、全英女子オープンで日本勢として42年ぶり海外メジャー制覇の快挙を達成。国内メジャー1勝を含む4勝を挙げ、最後まで賞金女王を争う2位と、大きく飛躍しました。
一躍、今年の顔になった渋野選手の地元凱旋。
(渋野日向子選手) 「皆さん、来ていただいてありがとうございます。これからも岡山の皆さんのために頑張るので、応援よろしくお願いします」
地元でも、はじける笑顔を見せてくれました。プレッシャーのかかる試合中も笑顔を見せ、時にはお菓子をほおばるなど、その自然体な様子から「スマイリングシンデレラ」と称され、今年の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれました。
まさに時の人となった21歳。
6日は大忙しの渋野選手。午前中に1日署長を務めたと思えば…
(松木梨菜リポート) 「渋野選手の到着まで、あと20分以上あるんですけど、1階のホールは報道陣や市民で混雑しています」
(訪れた人はー) 「お目当て、しぶこちゃんよ。話はできん、写真撮るだけ」
(松木梨菜リポート) 「渋野選手岡山市役所に入ってきました。大きな歓声が上がっています。しぶこスマイルで歓声に応えながら入ってきました。そして大森市長から花束を手渡されました。」
(訪れた人はー) 「撮れてないのよ、それが」 Q.お顔は見られました? 「かわいかったよ」
午後は岡山市役所で大森市長から岡山市民スポーツ栄誉賞を受け、その後、JAグループ岡山主催の岡山米贈呈式に出席しました。
県庁では、岡山県スポーツ特別顕賞が贈られるなどひっぱりだこ。渋野選手が全英優勝後に岡山で公式行事に出席するのは6日が初めてです。
(渋野日向子選手) 「県庁来た瞬間の人の多さにはびっくりして、岡山は本当にわたしを育ててくれたふるさとなので、わたしの生きてる場所、生きる場所、これから先も」
久々の岡山でしたいことは?
(渋野日向子選手) 「母のご飯があんまり最近食べられてなかったので、このオフで実家にいることが多いので、母のご飯をたくさん食べたいな」
岡山弁でメッセージを求められると。
(渋野日向子選手) 「言えるかな。これからも応援される選手になりたいけん、もっと応援してくれーよ??すみません、オッケーですか?」
2020年は東京オリンピック。しぶこ節で決意を表しました。
(渋野日向子選手) 「とうぴょう・・・とうぴょうって笑。すいません。東京オリンピックで金メダルがんばって取りたいと思います。イエーイ」