昭和を代表する日本画家・東山魁夷が旅先で描いた風景を集めた作品展が香川県坂出市で開かれています。
東山魁夷せとうち美術館では魁夷が京都やヨーロッパなど旅先の風景を描いた作品、31点を展示しています。
「緑潤う」は、京都市の修学院離宮を題材にした作品で、リトグラフという版画の技法を用いています。 魁夷は京都の自然をテーマにした絵を多く残しています。
「静唱」はフランス・パリ郊外の公園で見た光景を描いたものです。晩秋の霧深い朝の様子を淡い色で表現しています。
このほか、魁夷はドイツや北欧などの旅先で心を惹かれた風景をいくつも残しています。
(東山魁夷せとうち美術館/北地直子 学芸員) 「ぜひ魁夷さんとともに旅するような気持ちでご覧いただくのも楽しいかなと思います」
この作品展は7月19日まで開かれています。