「声掛け」が小さな子どもを守りました。行方不明になっていた5歳の男の子を保護したとして、香川県の女子高校生2人に感謝状が贈られました。
坂出警察署の白川弘治署長らから感謝状を贈られたのは、琴平高校2年の多田羅愛さんと塩崎千悠さんです。
2人は8月28日の午後5時ごろ、学校から帰宅中に、JR坂出駅の近くで大声で泣いている5歳の男の子を見つけました。男の子は、この少し前に自宅からいなくなっていることがわかり、保護者が警察に行方不明届を出していました。
2人は「一人で来たの?すごいな」と優しく声を掛けると、熱中症にならないよう飲み物を飲ませました。そして、男の子が通う幼稚園を聞き出し、連れて行きました。
(多田羅愛さん) 「子どもに勇気を持って声を掛けられてよかったと思います。日常でもそういうことができたらなって思ってます」
(塩崎千悠さん) 「私は将来、保育の仕事がしたいので子どものことについてたくさん学んでいきたいなと、さらに強く感じました」