岡山後楽園で14日、今年も秋の風物詩「松のこも巻き」が行われました。
造園会社のスタッフが園内の約240本の松の木にわらで編んだ「こも」を丁寧に巻きます。
毎年10月中旬に岡山後楽園で行われる恒例行事です。松の葉を食べる害虫が冬を越すため地面に下りてくるのを、巻きつけた「こも」で捕らえる伝統的な害虫駆除方法です。
見物に訪れた人が秋の風物詩を写真に撮っていました。
(訪れた人はー) 「たまにこうやって来てみると、すごく秋から冬に変わっていく風情が感じられて非常に良かったです」 「今年はみんなマスクしてるし、だから松もマスクしてるような感じ」
巻いた「こも」は、冬を越した虫が再び活動を始めるとされる3月の「啓蟄(けいちつ)」までに木から取り外します。