列車と鹿の接触事故を防ぐ取り組みです。鹿が嫌がる音を出す装置の車両設置を検討するJR西日本岡山支社が23日、装置を公開しました。
(記者) 「スピーカーからは鹿が警戒する時の鳴き声と犬、オオカミの鳴き声が出ています。人間でも少し不快になるような音でかなり大きいです」
鹿は鉄分を求めてレールをなめに線路に立ち入ることが多く、JR西日本岡山支社管内で4月から9月末までに鹿との接触事故は61件起きています。
線路に立ち入った鹿を忌避音で遠ざけることで、接触事故を防ぎます。
忌避音は住宅地を避け、鹿との衝突事故が多い場所で鳴るように設定します。
JR西日本岡山支社は27日から姫新線の列車に忌避音装置を設置し、接触事故の件数が減るか効果を検証した上で、将来的な配備を検討するということです。