岡山県内の伝統工芸品を一堂に集めた展覧会が、岡山市で開かれています。
愛嬌たっぷりの表情でユーモラスな動きをする「倉敷はりこ」に、室町時代からの伝統を持つ真庭市の「高田硯」。
会場には県内の13の伝統工芸品が集まりました。
今年は新型コロナの影響で自宅で過ごす時間が増えたため、生活用品や趣味のきっかけになるものもそろえています。
真庭市の「郷原漆器」はお椀の中心と年輪の中心がそろうように作られていて、長年使っても形が崩れにくいそうです。
高田硯の隣には津山の高級和紙「津山箔合紙」で作られた写経セットが。「全集中」して文字を書くと気分がすっきりしそうです。
魅力ある工芸品の数々ですが、一度は生産が途絶えたものもあるなど後継者不足が課題です。
「おかやま伝統的工芸品展」は23日まで、晴れの国おかやま館で開かれています。