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倉敷市在住の文化功労者、高橋秀さんの展覧会 年代ごとの変遷や制作過程も

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 岡山県倉敷市在住の美術家、高橋秀さんの展覧会が倉敷市で開かれています。

 倉敷市玉島在住の美術家、高橋秀さんは現在90歳。10月に文化功労者に選ばれました。 

 倉敷市立美術館では高橋さんの作品、25点が紹介されています。

(記者)
「会場に入りきらない程の大きな作品。実は緻密な計算を元に作られているんです」

 会場では手書きした「作品の完成イメージ」なども展示され、高橋さんの制作の過程を垣間見ることができます。

 80代になってからの作品「波頭―這う―」「波頭―立ち上がる―」は、立体的な波が金箔とスズ箔で表現されています。

 30代で制作した「路」です。若手作家の登竜門とされる「安井賞」を受賞したのと同時代に作られました。

 この他、20代で制作した「椅子の上の魚とラッパと」など若き日の作品も紹介され、作風の変遷をたどることができます。

 訪れた人は、さまざまな角度から作品を眺めて楽しんでいました。

(倉敷市立美術館 学芸員/前田興さん)
「さまざまな想像力をかき立てる非常に生命力あふれる有機的なフォルム、そうしたものを是非見ていただければと思っています」

 展覧会「祝 文化功労者 高橋秀の世界」は、倉敷市立美術館で12月20日まで開かれています。

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