香川県琴平町の金刀比羅宮が神社本庁を離脱したと発表しました。
金刀比羅宮によりますと10月20日、文部科学大臣から離脱の認証を受けたということです。
金刀比羅宮は、不透明な不動産の取引をめぐって数年前から神社本庁に不信感を持っていました。
そして、2019年11月に行われた宮中祭祀・大嘗祭の当日祭までに神社本庁から交付されるはずだった、神様にお供えするお金・幣帛料(へいはくりょう)が交付されませんでした。
このため、2020年6月、神社本庁を離脱する旨を記した書面を本庁に送っていました。
今後は宮司の選任や大きな行事の開催などを独自に行うことになります。
金刀比羅宮の琴陵容世宮司は、「昔ながらの『庶民信仰』を表している『お社柄(おやしろがら)』を大事に守り抜いていく」とコメントしています。